オゴオゴ。それは「福は内、鬼は外」みたいなもの?

明日はオゴオゴの日である。
かなり以前にも「オゴオゴ」に触れることを記載したけど、この日がバリ島の人たちにとってどういう意味合いがある日なのか、そのときもわからず、そしてその無知っぷりは現在に至る。気になる人は検索してみて下さい。

さて。
オゴオゴの日には、妖怪のような、鬼のような、気味が悪いような、ふざけているような形相をしたオゴオゴと呼ばれる「手作りの巨大な人形のようなもの」が練り歩く日である。
練り歩くというか、実際は、現地の人によってお神輿のように担がれるというのが正しい表現である。

今日は、私の小さな可愛いお友達に「オゴオゴ見たい?」と誘われて、お昼休みの時間にバイクでちょっと、二人でオゴオゴ散策をしてみた。

するとどうでしょう。
いるわ、いるわ。
オゴオゴだらけ。
って、ほどでもないけど、割とその辺を軽くぷらぷらするだけでオゴオゴに遭遇することができた。

気合の入ってるものから、気の緩んでいるものまで、バラエティーに富んでいて、サイズも大小実にさまざまである。
そこで、私の小さな可愛いお友達に「オゴオゴと並んで一緒に写真撮らせて」とお願いするも「怖いから嫌だ」と、怯えるお友達に「大丈夫。よく見ると(よく見なくても)コレ、面白い顔してるよ」と、半ば強引に背中を押して写真を撮る。
これくらいのサイズがミドルサイズである。

他にも個人的に気に入ったオゴオゴをアップしてみました。
どうでしょう?
なかなか独創的でしょう?


このイベントが終わると、お祭りのような賑わいは闇に吸いられていくように消えうせ、静寂の日「ニュピ」がやってくる。

この日は、あらゆる人が外出をすることが一切許されないうえに、この島に外界から人が入ることも認められないので、空港も閉鎖である。

家から一歩も出てはいけない日。
ということは、必然的に外での労働も禁じられる。
ホテルで働く友達は「出勤はするけどゲストのサービスはしない」んだそうだ。

高級ホテルの実情はどうだかわからないけど、基本的に「室内でひっそり過ごす」が正しいニュピの過ごし方である。(近所の人と立ち話するのにちょっと外へ出る人なんかもいるが、もしパトロールしてる人に見つかると罰金取られるらしい。急病出たら救急車は出るんだろうか?)

私にとっては退屈極まりない日であるが、前夜祭をのオゴオゴを少しでも楽しんで、生気を養う一日とする。