姪っ子キラキラ

ことあるごとに、姪っ子に対してだけはマメに電話を掛ける私。今日も「七夕だから」という、姪っ子とはなんの繋がりもない理由で電話を掛けた。

「●●ちゃん、今日は七夕だから●●ちゃんにお願いがあるんだけど聞いてもらえる?」こんなトートツな言い出しにも、ピュアなお子様は決して動じたりはしない。「いいよぉ〜」と即答である。

「あのねぇ〜、七夕の歌を歌って欲しいんだけどぉ」

私の誕生日に「ほたるこい」の歌を熱唱してくれた姪っ子。その前は「ぶんぶんぶん」を披露。歌のレパートリーを少しずつ増やしている姪っ子ではあるが、タイムリーな「たなばたさま」には着手してないだろうと高を括ってのイジワルなリクエストである。

どんなリアクションをするか楽しみだなぁ〜とわくわくしていると、「さぁ〜さぁ〜のぉ〜はぁ〜さぁ〜らさらぁ〜」と、期待を裏切るパーフェクトな展開にビックリ。ビックリがっかりである。

しかも、笹の葉がさらさらした後の歌詞がね、なんか思いのほか聞き慣れない言葉が出てきたりして、それを滑舌悪くも頑張って歌っている姪っ子の歌声を聴いて、「イジワル心で電話してごめん」って気分になってしまったのでした。

一生懸命歌い上げた姪っ子に「短冊にお願いごと書いた?」と聞いたら、「うん。あのね、ゴハンがはやくたべられますようにっておねがいしたの」ですって。

どこまでも一生懸命な姪っ子に、なんだか切なくなってしまった七夕の夜。