ちょっとそそられる「タイ検定」

タイ政府の治安部隊とタクシン元首相派勢力のUDDの武力衝突が、長期化&激化し、タイは今、政治的な局面だけでなく、経済面、そして生活面でも、その混乱状態は、ますます深刻な事態に陥っている。

以前からタイ王国はよく訪れる国のひとつで、私にとってとても愛着のある国なので、一日も早く以前のようなあの、ゆるやかに時間の流れる穏やかな景色を取り戻して欲しいと切に願う。

さて。

最近「タイ検定」なるものの存在を知ったのだが、2010年8月29日(日)に記念すべき「第一回 タイ検定」(3級)が実施されるそうである。

これは、ASEAN検定シリーズの第一回として、今回タイという国が取り上げられたそうで、その検定の趣旨というのは「単に海外旅行するのもいいけど、行き先の国についていろいろ知った上で出掛けた方が、旅先での国際交流もより一層有意義になるんじゃないかなぁ?」ということらしく、その「いろいろ知る」っていうのは、その国の自然、歴史、産業、文化、風習、宗教などなど…とのこと。

そういうことなので、検定の出題内容は、世界遺産、史跡、観光名所、食文化、経済、日常生活、言語など、それはそれは多岐に渡り、事前学習だけで「もう渡航してしまったかのような気分」になることマチガイナシ!!といった、盛りだくさんな内容になっています。

最初こそ「ふぅ〜ん。世の中いろんな検定があるよね」って程度の関心度だった私だけれど、タイ検定お知らせのリーフレットの裏にあった想定問題を試しにやってみたら、たまたまその問題がとっても基本的なことばかりだったせいもあって「全問正解」してしまい、「受けてみようかな」なんて、すっかりその気になってしまった私。ハマってしまったか?

興味が出たところで「タイ検定の公式サイト」を覗いてみたんだけど、またこれがいいんだわ。

その辺のお堅い検定とは違って「タイ検定 合格者特典」というのがあるんだけど、合格者全員への特典として「日本アセアンセンター、タイ国政府観光庁認定の合格証明書贈呈・タイ・ゴルフ観光親善大使の石川遼選手のポストカードをプレゼント(タイ国政府観光庁提供)」らしいです。思わぬところの石川遼。なんかいいよね。

それでもって、合格者のみならず、受験者全員に対してへの心遣いも忘れない。なんと、受験した方全員に「タイ料理食品「タイの台所」1点を検定会場で受験者全員にプレゼント(株式会社アライド コーポレーション)」らしいです。なんかほのぼの。

これらの緩さに「受験してみるかぁ」と本気で思ったんだけど、この時期は日本にいない可能性が高く、「それじゃ次回だな」って思ったんだけど、受験資格は「年齢・性別の制限ないためどなたでも受験可能」とあったのでそこのところは問題ないものの、注意書きで「今回は日本語での設問となります」ってあったのがどうも気になる。

なんだ? 次回からはタイ語での設問も導入か? 一気にレベルを上げるつもりか? だったら不可能だな、私。

そもそも次回があるのかも疑問だが、この部分がどうにも気になり仕方ない。主催のASEAN検定事務局に問い合わせてみるべきか?