芸達者

変質者ではありません。

今、私が日本で一番好きなテレビ番組の司会者を描いてみました。残念ながら同胞の人間ではありませんが・・・。

ここのところ私の中で「チンパンジー」といえば「パンくん」だったが、「チンパンジー」といえば、「ゴメス」という新しい名称が加わった。実にめでたいことである。

さて。日本で生息しているチンパンジーの中で、最も愛らしいと思われるパンくんであるが、ゴメス氏は自身が司会を務めるレギュラー番組「チンパン」を持っており、その点で一歩リードを許してしまっている。

しかし残念ながら「知名度」でいくと、そこはやはりゴールデンタイムと深夜帯ということで、一般的にはまだまだ「パンくん」の方が有名である。

「素直で正直者なパンくん」と、「傍若無人でやりたい放題の司会者ゴメス」という、キャラクター設定では真逆であるが、私はこの二人(二頭)がたまらなく好きである。

そういえば。

友人とアメリカ旅行から日本へ帰国する際、乗り継ぎのトラブルで日程通り戻ることが出来なかった経験がある。

その際、航空会社からホテルと食事、それから10ドル前後の国際通話代を提供してもらえたのだが、「家族に帰国が延びたことを伝える」ための貴重な連絡時間を、私たちは「気になってしかたがない質問」に充てることにした。

「実は乗り継ぎがうまくいかなくて今日は帰れなくなった」という娘の言葉に、当然のことながら親は「大丈夫なのっ?!」と、娘の身を案じた。

しかし、渦中の娘が続けた言葉はなんとも非常識なものであった。

「そんなことより、マイケル・ジャクソンがずっと前に飼ってたチンパンジーの名前ってなんだったっけ?」

いつの時代も、私にとってチンパンジーとは、気になる存在なのである。