私を魅了する韓国ドラマ

昔は結構「毎週欠かさず見ている国内連続ドラマ」ってのがあったんだけど、ここ数年はそんなちょっとした情熱も鎮火気味。

ところが去年、突如として「彗星のごとく現れたMYヒットドラマ」(どうでもいいけど「アリーmyラブ」みたいに表記してみました)に、私のバリ島でのライフスタイルは、見事にかき乱されることになった。

発見場所(放映地)は、インドネシア・バリ島。その原因となったのは「快傑春香」というタイトルの韓国ドラマである(上記写真copyrightはKBS Media)。

滞在先の宿のスタッフが、放映時間になるとオフィスに置かれたテレビを陣取って「主人公の女の子がとってもカワイイ」とかなんとかいって、放映中は身じろぎひとつしないで画面に見入っていたのが発端だ。

最初は、暇つぶし程度にスタッフと共にイスを並べて眺めているといったレベルが、いつしかそれは、放映時間になるとお店のことなど二の次に帰宅し、スタッフよりも早くテレビの前に陣取るといった深刻な状況に変化していた。

ドラマはもちろん、インドネシア語の吹き替えになっている。言葉が理解できなくても、俳優の表情やシーンの移り変わりでドラマの内容を理解することが出来た。たまに、一緒にテレビを見てる宿のスタッフやオーナーが、英語やシドロモドロの日本語で状況を説明してくれたりもした。どうでもいいところで協力的である。

普段は「恋愛ドラマ」など夢中にならない私なのだが、先が読める展開だというのに、なぜだか面白いくらいに引き込まれる。

主人公の男の子のストレートでキュートなアプローチにどきどきしたり、二人の仲を引き裂こうと悪知恵を働かせる登場人物に本気で激怒したり、涙にホロリとしたり、切なくなったり・・・。

無事に最終回まで見届けることができ、日本に帰国した後は、ネットでドラマのサウンドトラックまで購入してしまった。出来ればDVDも購入したいのだが、我が家にはいまだにDVDデッキがないばかりか、ソフトを購入するお金すらない。今週の歯科治療費、母に借金したほどだ。

そうして前回のバリ島滞在では、良くできた「あるドラマ」のCMにノックダウンされ、そのドラマのテンポ良いCMが流れるたびに、その辺で暇そうにしているバリニーズに大声で声を掛けては「これ! いつ放映されてるのっ?!」と尋ねるも、誰一人として正確な日時を画面の文字から読み取れることができず、不運なことにそれを鑑賞することは儚い夢と消えた。

かに思えた。

しかし、先月。バンコクのネット屋でしょぼくれていたところ、その朗報は突如としてパソコンの画面に舞いこんだ。日本でもその「あるドラマ」が、深夜帯ではあるが民放で放映されるのだという。

そしてこのブログを書いている本日。あと一時間ほどでそのドラマは始まる。すでに数回分が放映されているが、友人にビデオ録画を頼んだきりで、まだその全容を見れてはいない。だって、我が家のビデオは壊れてしまって、予約録画ができないポンコツになっちゃったから。

さてさて。その気になる「あるドラマ」だが、またもや韓国ドラマである。タイトルは「宮」(下記写真copyrightはMBC)。

お目に掛かれるその日がとても、楽しみである。