3バーツの行方
本日の一大イベント第一弾。
日本からタイにわざわざ持ち込んだ本を古本屋で売ること。
中には、数ページめくっただけで永遠にその先の世界を辿ることのなかった新品同様の「良品」が数冊紛れ込んでおり、「うん。これ14冊で300バーツはかたいな」なんて夢見心地でいたら、手痛い現実を突きつけられた。
査定額63バーツ。
おい! なんだよ、その3バーツって。施しか?
「甘いな。100バーツもいかないよ」って、鼻で笑ってた妹の予測が見事的中である。
これで、本を売ったお金で「バンコクのチーズケーキハウスでケーキを食べる」という、ささやかなお楽しみは、古本屋のスタッフによって却下されたも同然である。
だって、チーズケーキのアイスコーヒーを頼むだけで50バーツはかかっちゃう。
肩を落としながら、なけなしのお金を両替して、ネパールまでのチケットを購入しに行く。