日が長くなったが、夜が明けるのも早くて驚いた

ウブドの雑貨屋さんでの企画をいろいろと考えていて、そうして、それに伴う実質的な作業が発生し、半ば一方的とも取れるその企画の提案と依頼の準備のため、パソコンの電源をようやくオフにしたのは久々の朝方4時を回った頃。

朝と表記してもいいものか、それとも深夜と判断すべきなのか、時計の数字だけを眺めるだけでは、その境界線はなんだか曖昧のようにも思える。

しかしそのときの4時は、明らかに暗闇に包まれた夜ではなく、ピンと張り詰めた空気がほんのり冷たい白みがかった朝だった。

「うぎゃぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!」

最後に味わった二月の5a.m.は、まだ確かに明瞭とした夜だった。少なくとも私にはそう思えた。

なのに一体いつから? というか、いつの間に鳥のさえずりが賑わう朝方になっていたのだ!?

これから布団に入ろうとしていた私には、それはまるでなんというか、「うっかりしてたら生死に関わる朝焼けを迎える寸前で大いに動揺するヴァンパイア」の心境だった。

そんな大袈裟にまで窓の外の空色にショックを受けてしまったのは、なにも偶然回したチャンネルでヴァンパイアハンター映画の「ブレイド2」が放送されていて、ついつい見入ってしまった世界に影響されてのことではない。決して。私はそんなに単純で思い込みの激しい人間ではない。・・・、ハズである。