映画「スポンジ・ボブ」もナカナカなんだけど・・・
毎月1日といえば「映画の日」。
久々にアップされていた友人のブログで、映画のことに触れていたから「たまたま思い出してみた」というわけではない、決して。
なんせ私は「休職中で時間だけはあり余っているが金銭的には余裕がない身分」である時分から、多い時では月に5〜6回は映画館に足を運んでいたという、これまた「それって大して多くもないよね?」というツッコミを入れられたらミモフタモナイ中途半端な映画好きである。
しかし残念ながら、大スクリーンに映し出される映画を1000円で観られるという、ありがたいこの日を含めた近来、私はわざわざ映画館まで出向いて「この作品を見たい!」という欲求に駆られることがめっきり減ったように思われる。
今公開されている映画として思い出されるのも「スパイダーマン3」と「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 」という、ミーハー程度の知識のみ。あとは、やたらとCMが目に付く「300(スリーハンドレッド)」という映画はどうなんだろう?
致命的なのは、「爆笑!」「やられた!!」という映画として思い浮かぶのが、「少林サッカー」「猟奇的な彼女」「オールド・ボーイ」あたりの時代で止まっているということ。
私の大好きだったハリウッド映画はどこいった?
ネタ切れで「リメイク」や「コミック」の映画化ばかりと非難されているが、膨大な制作費用や高度なコンピューター技術ばかりが目立ち、想像力や発想が貧困になってきているようで寂しい。
その反面、ここのとこ邦画が元気であるとのことらしいが、邦画にはまったく触れようとしない私。
それには別に、特別なワケがあるわけではない。
観てないだけ。
それも立派な理由にはなるのだけれど・・・・・・。
おトクな映画の日であったのにもかかわらず、今日、私は映画館でわくわくハラハラどきどきして過ごすことはなかった。
でもやはり、私は画面の前で「はじまる、はじまる」と、その時を待っていた。
それは大スクリーンではなく、テレビ画面であるのだけれど。
「帰ってきた 時効警察」なんだけれども。
ドラマというか、コントのようなんだけれども。
今日の三日月さんは、「当初からこれほど砕けたキャラだったっけ?」と多少戸惑いも感じるほどの勢いだったのだけれど。
主人公のオダギリジョーよりも、脇を固める豊原功補、ふせえり、岩松了の俳優陣の方がお気に入りだったりするんだけれども。
そして来週はいよいよ最終回で、今から落胆気味の私ではあるのだけれど・・・・・・。
以前、この枠で「トリック」が放映されていて、人気のため、映画化もされた。
しかし「時効警察」よ−−−。
同じ道はたどらなくてもいい。
今でも十分魅力的。
いや。
ドラマという形式をとっているからこそ、その摩訶不思議で独特な世界観を最大限に引き出せているのだ。
映画でしか表現できないもの。
ドラマだからこそ表現できるもの。
そういう「これぞ!」というものを、私はじっと待っている。
ブラウン管の前で、スクリーンから少し離れた場所で。