パフューム

眞鍋かをりは耳の穴のニオイを嗅ぐ「耳フェチ」だそうだ。

彼女曰く、男性の耳は「タオル」のニオイがするそうである。

驚くことに、私はこの「耳のニオイ」の存在をつい一ヶ月ほど前に知ったばかりである。

その発端は四ヶ月になったばかりの姪っ子であった。あの愛くるしい姿からは想像も出来ないような「異臭」が彼女の「耳」から発散されていたのである。

私はそのことがなんだかとてもおかしくて、家族中に「この子の耳からクサイ匂いがする」と触れ回ったが、ひょっとしたら幼き乙女心を深く傷つけたかもしれない。

番組内で眞鍋かをりが断言した「(オリエンタルラジオの中田の耳のニオイは)おじいちゃんのニオイがする」なんてオイシイ発言とはまるで意味合いが違うのである。姪っ子には悪いことをしたと、ちょびっとだけ反省。

ひとさまの耳のニオイを「おじいちゃん臭」と、ズバリ斬った彼女だが「自分の耳のニオイを嗅がれるなんて絶対に嫌」と、女性らしい身勝手な発言をして、芸人に非難をされていた。

すると彼女「結婚相手になら嗅がせてもいい」と言う。

「ボクの(もしくはワタシの)耳の穴のニオイを嗅いでください」ってプロポーズが流行るかもね。ものすごくわかりづらいプロポーズだけど。なんだか「変態」臭が漂っているようにも思えるけど。

しかし。

自分の「耳のニオイ」気になるな。どうなんだろうか? 微香性? それとも無臭? それとも一番あってはならない異臭?

嫁に行く前に認知しておくべきだろうか? それとも究極の相手のために温存しておくべき謎か?

そんなどうでもいいことに思いを巡らせてしまう、深夜族に返り咲きの私。