立つ鳥水を濁さず
今月末で派遣の仕事もいよいよ契約満了。
無事に勤め上げられるかチョコット不安があっただけに、とても喜ばしいことである。
それにしても、まもなく新学期がスタートするということもあって、ここのところまさに「目の回る忙しさ」であった。
今日も次から次へと「やるべきこと」は発生し、それでもちょっとした数分間の「隙」を見て、分厚くファイリングされた自分のこれまでの仕事書類を片付けたりなんかしてみた。
ゴガガガガガガガガッッ。
豪快にシュレッダーへと書類を投げ込む。
ゴガガガガガガガガッツ!!
躊躇なく細切れにしてゆく。シュレッダー、フル稼働だ。
「順調、ジュンチョー」と、その作業はあっという間に終息を向かえるはずであった。
「なにやってんの?」
いつの間にやら目の前にたちはだかっていた社員さん。
「えっと、あの、明日で業務終了なんで書類整理してみました。えへへ」
「もう立ち去る準備してるよぉ。辞める気まんまんだよ、この人。ショックぅー」
正社員さんのそれは、とても明るい口調ではあったが、しっかり他の社員さんにも報告された。
いかん、いかん。ゴール目前で気が緩んでたよ。
「明日もよろしく! ラストランだよ!」という、社員さんの声を背中に受け、帰路に着いた。
完走するまであとちょっと。