バリ島の木彫り


某編集プロダクションで働いていた頃の同期で、現在はフリー編集者として活動している友人宅におじゃました。

部屋に招かれるとすぐに、先月お買い上げ頂いたバリニーズ木彫りが、棚の一角に飾られているのを発見した。

この木彫りは友人の間でもかなり好評で、知り合い関係の購入で在庫切れになりそうな勢いである。

これらはすべて手作りであるため、ひとつひとつの表情や体のラインなどに微妙な違いがあり、まったく同じというものは存在しない。


しばし眺めているうちに、バリ島に流れる神聖な時と、そこに妖しく満ち欠けする月を、ふと懐かしく思い出した。