2006年日本10大ニュース

今年の春から夏にかけて滞在していた、インドネシア・バリ島から戻って来たら、新聞、雑誌、テレビといった、ありとあらゆるメディアで「ハンカチ王子」という言葉や文字が飛び交っていた。

ハンカチ王子

初めてその活字を目にしたとき、ジャニーズか、もしくは韓国からか、新たなるビッグアイドルでも誕生したのかと思った。

しかし「その正体が球児であったとは‥‥。」自分の貧弱な発想に嫌気がさす。

「普通、ハンカチと言ったら球児だろう!」
なんだかよく分からないが、そんな突っ込みさえも聞こえてきそうな勢いが、当時のハンカチ王子にはあった。(今ふと思ったんだけど、ハンカチ王子のフルネームを言える人は、その知名度に対してどれくらいの割合であるのだろう? ちなみに私は知りません)

そんなハンカチ王子、もちろん、毎年年度末に発表される「日本10大ニュース」にもランクインしました。正確に書くと、ハンカチ王子個人のことではなく「夏の甲子園決勝で37年ぶり引き分け再試合。早実が初優」ってことらしいですけど。

とにかくすごかったらしいですね。この決勝戦が。「ハンカチ王子が‥」と、ちょっと知ったようにその単語を口にしようものなら、まるで日本国民全員がが口裏を合わせているかのごとく「いやぁ〜、あれはすごかったね、ホント」と言う言葉が速攻で返ってくるほど。

そんなトテツモナイ「すごさ」をまったく知らない私は、なんだか貴重なひと夏を見過ごしてしまったような一抹の寂しさを感じずにはいられない。

そして、バリ島滞在の余韻を引きずったままネパールへと旅立ち、久々に祖国へ戻ると、スケバン刑事がプチ旋風を巻き起こしていた。ちなみに「やっくん」とか呼ばれてる方。

「なんだかなぁ‥‥」

ところで。

このやっくんってのは、テレビに出て来た当初からこのような格好をしていたんですかね?

それで、やっくんはいつまでこの路線でやっていくつもりなんでしょうか?

今、景気よく竹刀を振り回すやっくんのCMを見て、ふとそんな疑問を感じた次第であります。