バラエティはゴールデン外にあり
いやぁー、久々に笑えたよね。
「銭金」(正式名称:銭形金太郎)
番組構成の9割が総集編だったけど。
そしてその内容のほとんどが、ゴールデンタイムに進出する前の「深夜帯放送」のときのVTRだったわけだけど。
そんな肝心なことおいといて「本来あるべき銭金が戻ってきたよ」って、ひとりで喜んでたら、放送終了5分前くらいから、ホリケンがおかしなことを言い始め、挙句、クリームシチューの有田が「ホリケンと二人で漫才をやりたい」なんて言い出した。
このごろ番組内でよく見る二人の戯れコントだと思って見てたら、最後に名倉が「また特番なんかで放送されることがあるかもしれません」それじゃ、さよぉ〜ならぁ〜、みたいな感じのことを言って締めくくり、あっという間に放送終了。
「なにこれ? なんか最終回みたいなコントとコメントじゃなかった?」
もしやと思って新聞の番組欄を確認したら、タイトル横にはあの不吉な記号が記されているではないか?!
「とうとう逝ってしまわれた」
そんな気分。
いろいろ事情はあるだろうから、わからないわけではないんだけど、「銭金」も「マシューTV」も「Qさま」(放送中)も、ゴールデンになど進出せず、深夜にとどまるべき番組だったのではないだろうか?
とどまったところで、状況は変わっていくものだろうけど、本来の持ち味が消え去って「まったく別もの」と変貌していく姿は、当初からの番組ファンとしてはなかなか辛く、もどかしく感じるものがある。
バラエティは深夜にあり。