ナンだカンダとバレンタイン

製菓会社の一大イベントであるバレンタインデー。

職場で開口一番伝えられたのが↑。

正社員の女性がわざわざ小声で「受付一同からってカタチでバレンタインデー用の品物を購入したので、決して強制ではないんですけど、もし賛同してもらえるならひとまず300円ずつ徴収させてもらいたいんですけど・・・」と、耳打ちしてきた。

心配しなくても、まだ男性社員は一人も出社していないのでそのような小声でなくとも大丈夫だし、遠足のおやつ代程度の資金ならどうってことない。一口くらい快くカンパするつもりである。

逆に「すみません。気を回してもらっちゃって。助かります」と礼を言うと、女性はますますかしこまってしまい「あのっ、本当に別に強制じゃないんでっ! ごめんなさい」と、気の毒になるくらい平謝りである。

そして退社間際。

「これ、例のモノです。お願いします」と女性に300円を手渡すと、「あっ! 本当にすみません!! ごめんなさい!!!」と、またもやペコリ。

これしきのことで彼女がこんなに恐縮しちゃってるのは、私自身に問題があるのか、もしくは年に一度やってくる「女性にヘンに気を回させる“はきちがえの日本式セントバレンタインデー”」に原因があるのか、なんだかチョコっと、そんなことが気になった2月14日。